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出力のカスタマイズDoxygenは、さまざまなレベルのカスタマイズを提供します。 見栄えの変更 セクションでは、出力の見栄えを少し変える方法を説明します。 Layout セクションでは、ページ上の情報の順序を変えたり隠す方法を説明します。XML出力を使う セクションでは、Doxygen が作り出すXML出力をベースに、好きな出力を生成する方法を説明します。 見栄えの変更以降のサブセクションでは、少ない努力で変えられる箇所を説明します。 全体色HTML出力の全体色を変える方法に、次の3つのオプションがあります。 順に、色調、彩度、ガンマ補正です。 便利なツールとして、GUIツール Doxywizardには、これらオプションの値を変えてその効果をリアルタイムに確認できるコントロールがついています。 ナビゲーションデフォルトで、doxygenはHTMLページごとに、トップにナビゲーションタブを表示します。このタブは次の設定に従います。
インタラクティブなナビゲーションツリーをサイドバーにするには、次のようにします。
どちらのフォームも使うには次のようにします。
すでに外部インデックスを使っている(すなわち、 GENERATE_HTMLHELP, GENERATE_ECLIPSEHELP, GENERATE_QHP, GENERATE_DOCSET うち一つを有効にしている) ならば、次のようにしてすべてのインデックスを無効にすることもできます。
動的な内容HTML出力をさらにインタラクティブにするために、デフォルトでは無効のオプションがたくさんあります。
ヘッダ、フッタ、スタイルシートの変更フォントやカラー、マージンなど、HTML 出力の見栄えを細かく変えるには、カスケーディング・スタイル・シートを変えます。 doxygenが生成するHTMLページに対して、独自のヘッダやフッタをdoxygenに採用させることも可能です。例えば、自分のウェブサイトのスタイルに出力を適合させることが可能です。 これをするには、まずDoxygen を次のように実行します。 doxygen -w html header.html footer.html customdoxygen.css これで、3つのファイルができます。
これらのファイルを編集し、設定ファイルから参照できるようにしてください。
カスタムヘッダ内で使えるメタコマンドの詳細は、HTML_HEADERタグのドキュメントを見てください。
ページレイアウトの変更出力の構成を変えたい場合もあるでしょう。スタイル・シートやヘッダ、フッタを変えてもこれには対応できません。 これには、レイアウトファイルを編集します。Doxygenは、どの情報をどの順序で提示するか、またどのように提示するかもある程度制御します。レイアウトファイルはXML形式です。 デフォルトのレイアウトファイルは、次のコマンドで生成します。 doxygen -l レイアウトファイルの名前を指定することもできます。省略すると、 次のステップは、設定ファイル内で、 LAYOUT_FILE = DoxygenLayout.xml レイアウトファイルを示すことです。 レイアウトを変更するには、レイアウトファイルを編集するだけです。 ファイルのトップレベルは、以下のような構造です。 <doxygenlayout version="1.0"> <navindex> ... </navindex> <class> ... </class> <namespace> ... </namespace> <file> ... </file> <group> ... </group> <directory> ... </directory> </doxygenlayout> XMLのルート・タグは、 最初のセクションの タブは、 タブ順序を変えるには、 "user"という名のタイプを使えば、カスタムタブを追加することもできます。次の例では、www.google.comを指す"Google"というタイトルのタブを追加する方法を示します。 <navindex> ... <tab type="user" url="http://www.google.com" title="Google"/> ... </navindex> urlフィールドは相対的URLでもかまいません。URLが @ref で始まっていれば、そのリンクはクラス、関数、グループ、関連するページなどのドキュメントつきエンティティを指します。@pageを、mypageというラベルをつけてページを定義したとします。すると、"My Page"というラベルをこのページにつけたタブは以下のように指定します。 <navindex> ... <tab type="user" url="@ref mypage" title="My Page"/> ... </navindex> "usergroup"というタイプのタブを使って、カスタムグループにタブをグループ化できます。次の例では、"My Group"というタイトルのユーザ定義グループに、上記のタブを入れています。 <navindex> ... <tab type="usergroup" title="My Group"> <tab type="user" url="http://www.google.com" title="Google"/> <tab type="user" url="@ref mypage" title="My Page"/> </tab> ... </navindex> グループは、階層を形成するようにネストできます。 デフォルトで、ナビゲーションツリーにおけるusergroupエントリは、グループのコンテンツのあるランディングページへのリンクです。 <tab type="usergroup" title="Group without link" url="[none]"> ... </tab>
上記ページ要素のうち一つに含まれるXMLタグそれぞれが、一定の情報を表わします。どんなタイプのページにも含まれる情報もあれば、特殊なタイプのページにしか含まれない情報もあります。Doxygenは、XMLファイルに出現する順序で情報を並べます。 どのページにも出現しうる一般的な要素を次に掲げます。
クラスページには、次のような特別な要素があります。
ファイルページには、次のような特別な要素があります。
グループページには、 同様に、ディレクトリページには 要素によっては、 ... <includes visible="$SHOW_INCLUDE_FILES"/> ... この方法を加えた主目的は、以前の方式を使えるようにするためです。
XML出力を使う上記2つの方法でも融通が効かない場合、doxygenが作るXML出力を使うこともできます。GENERATE_XMLをYESにすれば出力されます。 XML出力は、インデックスファイル ファイルを解析するには、XMLパーサーならなんでもいいですが、doxygenのソース配布版にある doxmlparserを使う利点は、インデックスファイルをメモリーに読み込み、あとはユーザがインデックスを探索するうちに、暗黙のうちに必要なXMLファイルのみロードする点です。その結果、すべてのXMLファイルを大きなDOMツリーに読み込むことではメモリーに収まりきらないような、非常に大きなプロジェクトでも使えます。 doxygenのXML出力を使った例について、Breathe プロジェクトを参照してください。これは、Pythonが提供し、Sphinxドキュメント生成ツールとのブリッジをします。 次 のセクションに行く / インデックス に戻る |
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