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Perlモジュール出力バージョン1.2.18以降、Doxygenでは、"Perlモジュール出力"という新たな出力フォーマットを生成できます。この機能は、新しくてカスタマイズされた出力を生成するために使用するため、Doxygenソースを編集する必要がないよう、中間的フォーマットとして、設計されています。 従って、目的はXML出力に似ています。これもDoxygenで生成できます。XML出力フォーマットはより標準的ですが、Perlモジュール出力のほうがより単純で使いやすいです。 Perlモジュール出力は、現状まだ試験的で、将来のバージョンでは互換性が低くなる可能性もありますが、これは起きてはよくないです。更に、ほかのDoxygen バックエンドの機能が欠けています。それでも、Perlモジュールベースの、LaTeX生成器に見られるように、有効な出力を生成することができています。 Perlモジュール出力バックエンドや、Perlモジュールベースの、LaTeX生成器にバグや問題を見つけたら、doxygen-developメーリングリストに報告してください。提案も歓迎です。 UsageGENERATE_PERLMODタグがDoxyfile内で有効ならば、Doxygenは、出力ディレクトリのperlmod/サブディレクトリ内に、いくつかのファイルを生成します。 以下に、それらのファイルを示します。
DoxyDocs.pmに収めてあるドキュメントを有効に使うには、Perlモジュールベースの生成器(現状、PerlモジュールベースのLaTeX生成器を含みます)の一つを使うことです。あるいは、ユーザ自身でカスタマイズした生成器を書くこともできます。この作業は、Perlについて知識があれば、それほど難しくありません。これが、PerlモジュールバックエンドをDoxygenに入れている主目的です。その手順については、belowを参照 LaTeX 生成器の使い方PerlモジュールベースのLaTeX生成器は、現状試験的で、不完全です。それでも有効に使えるはずです。ファイルとクラス内の関数、typedef、変数に関するドキュメントを生成できます。TeXマクロを再定義することで、カスタマイズすることもできます。ですが、その手順に関するドキュメントはまだありません。 PERLMOD_LATEXタグをYESにすると、出力ディレクトリのperlmod/サブディレクトリに、更にファイルを生成することができます。これらのファイルには、PerlスクリプトやLaTeXコードがあり、PDFLaTeX と LaTeXを使って、Perlモジュール出力からPDF,DVI出力を生成します。これらファイルの使用を自動化するルールも、doxyrules.make と the Makefileに追加されています。 生成されるファイルには、他に以下があります。
PDF と DVI 出力の作成この機能を試すには、LaTeX, PDFLaTeXと、doxylatex.texが使うパッケージを、インストールしておく必要があります。
ドキュメントフォーマットDoxyDocs.pmには、Doxygenが生成したPerlモジュールドキュメントが格納されます。このモジュールは、非常に単純なモジュールで、2つのステートメントだけしかありません。$doxydocs変数への割り当てと、Perlモジュールを狩猟させる1;ステートメントとです。ドキュメントは、$doxydocs変数内に格納され、DoxyDocs.pmを使って、Perlスクリプトにてアクセスできます。 $doxydocsには、3種類のノードで構成される、木のような構造体が含まれます。そのノードとは、文字列、ハッシュ、リストです。
$doxydocs内に含まれるドキュメントは、単純なPerlスクリプトによって処理される際、特別な障害にはなりません。 データ構造ドキュメントツリーの各ノードについての意味論を考慮に入れずに、DoxyDocs.pmに含まれるドキュメントを処理したいこともあるかもしれません。この目的のため、Doxygenは、DoxyModel.pmを生成します。このファイルのデータ構造は、ドキュメントツリーの各ノードの型と子を説明しています。 このセクションは最後まで記述されていません。現状、Doxygenが生成するPerlスクリプト(doxylatex.pl や doxytemplate-latex.pl)をごらんになって、DoxyModel.pmの使い方を知る参考にしてください。 次 のセクションに行く / インデックス に戻る |
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